孤独との対話が、わたしの楽しみです。【短篇集】
気付くと、少年は本と共に自分の部屋にいた。

恐る恐る、ページをめくってみる。


元通りだ。

まるでインクだけ何か目的のために吸い取られてしまったかのように。



少年は決意を固めた。

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