孤独との対話が、わたしの楽しみです。【短篇集】
牡丹雪が、美しい。

真っ白で覆われた道に刻まれた、二組の足跡。

左側の足跡のほうが、少し小さい。

車輪のように、どこまでも続きそうだ。


しかし、僕はこのような風景を目にすると、或る記憶が蘇ってしまう。

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