LOVE POP!
「そうか?嫁にいったのなんて、何年も前の話だろ?」


………確かに、それもそうか。


「………やぁね。この年になると。なんでも寂しく感じちゃうんだもの」


「この年って……。そんなに年とってねぇだろ」


「十分とったわよ。最近、物忘れが激しいし」


「はぁ……。お前は、いくつになっても綺麗だな」


「やだ///なによいきなり」


「なんとなくそう思って。……怜美、綺麗だよ」


「ありがとう、勇真。


勇真も昔と変わらずかっこいいよ」


「ありがと。………そろそろ真美来るんじゃないのか?」


「あら、本当だわ。準備まだ終わってないのに」


台所に行き、準備を始めようとしたところでインターホンが鳴った。


「はーい!ちょっと待って〜」










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