LOVE POP!
――――――――――
――――――――
――――――


「はぁ…。マジで焦った。せっかくの収録台無しにするとこだった」


「確かに。私、何度かこの番組出させてもらってますけど、こんなの初めてで………」


結局あのあとは、何事もなかった。怒られもせず、スムーズに収録は終わった。


「それよりさー、気になってることあんだけど………」


勇真君は私の方を見てそういう。


………何だろう?
私、勇真君になんかしたっけ?


考えを巡らせるけど、これといってなにも思い付かない。


そもそも会って間もないんだから、当たり前だけど。


私は自分で考えるのを諦めて、勇真君に聞くことにした。










< 45 / 303 >

この作品をシェア

pagetop