勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【下】


「絆奈さん、一階に…」


「あ、伯母様。」


「どいて、亜蓮…!」


思いっきり肘で亜蓮のみぞおちを突いた。


「ぐっ…!ゲホッ、ゲホッ…!」


亜蓮はゆっくりベッドから降りてしゃがみ込んだ。
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