勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【下】


亜蓮はゆっくりと伯母様の肩に手を置いた。


「絆奈は婚約者である俺がいながら…他の男と一夜を過ごした…どういう事か分かりますよね…伯母様…貴方は裏切られたのです…」


「この馬鹿者…!」


バチッ…!


「っ…」


左頬がヒリヒリした。
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