勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【下】

やっぱりダメなんだよ



玄関でパンプスを履くと、また希夢が抱きしめてくれた。


「もう、希夢ったらぁ…」


照れながらドアを開けた。


息が止まった。


だって…


だって…
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