勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【下】


電話を切ると、お母さんにケータイを取り上げられた。


「彩莉!あんた桜小路さんと友達なの!?」


「あ、うん…まぁね…」


「気を付けなさいよ?あと余計な事は言わないのよ…?あの家は天皇家とも親しいし…それに…」
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