勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【下】


「おい、橘!」


廊下を歩いていると、神門先輩がたくさんの封筒を持っていた。


「ん。これ。」


「なんですか、これ。」


「婚約パーティーの招待状。」


「え。」
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