お隣さまは俺様王子


「…っ、えっ英士」


俺の腕をつかんでいたのは、英士だった。



「海里、手を離せこいつは俺のだ…」


英士はそう言って俺を自分の胸に俺を抱き寄せた。


「えっ、英士。てめぇ、何やってんだよ」


―ドンドン


と英士の胸を叩いてこの場をしのごうとしたが、英士は一向に俺を離そうとしない。



「桜はおれんだ、海里お前には渡さない」


はっはい?


「英ちゃん、ゲームに負けたんだし。桜ちゃんは僕らの彼女だよ。」




あーもー腹立つ


なんで当人差し置いて話し進めてんだよ


「二人共いい加減しろよ。俺が誰と付き合うかは俺がきめる」



おれはそう言って走って家へ帰った。






と、いうわけです。



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