お隣さまは俺様王子
「キャー海里くぅん頑張って」
「暖人くぅんかっこいい」
「英士くぅんこっちむいて」
くっそうるせぇーな
「桜。何ぼーっとしてんだよ、まけてんだからな!」
ちっ、分かってるけど
「だって女子がうるせぇーしなんかおれだけ応援ないんだけど!」
おれが必死に訴えると
英士が
「桜はお前は女なんだから応援するわけないだろ」
それはそうだけど…
なんかムカツク。
「桜ちゃん。ぼーっとしてるとゴールいれちゃうよ」
やばいっ!
そう思った時には遅くもうボールは暖人君に奪われていた。
ドンドンっ
ボールを持って暖人はゴールに向かって走ってゴールを決めた。
ゴールを入れると同時にピーっと言うブザー音がゲームのセットを知らせた。
「やったぁ。桜ちゃんと英ちゃんに勝ったぁ。」
海里君がぴょんぴょん跳ねながら暖人君と喜んでる…
「さーくらちゃん。てめぇ負けちゃったじゃねぇか」
英士が後ろから襲って来た。
「俺のせいじゃねぇ。てめぇがさっきシュートしくったからじゃねぇかよ。」
俺と英士が小学生並みのケンカをしてると。
「桜ちゃん。英ちゃん。約束覚えてるよね」
そこには天使出はなく小悪魔いや、悪魔の顔をした海里君が立っていた。