今日からヤンキー君の彼女です。


も、もう無理―っ…!


と、心の中で白旗を振った時…




--ガシッ!!

右腕を引っ張られ、頭から後ろに倒れてしまった。




「いっ…!」


痛いぃ…。後頭部がジンジンする~…。





「ちょ、亜豆!?」


走りながら、こちらを振り返る光がもうろうと見える。



…でも止まってこちらへ駆け寄って来る意志はまったく見られない。

うん…、いいよ。せめて光だけでもね。


< 394 / 429 >

この作品をシェア

pagetop