私の王子様は新入社員!?2nd~元カレエリートの恋愛事情~
 俺は麻古を自分の胸に抱き締めた。


 「……俺の方が…あいつよりも仕事が出来る!俺と結婚しろ!麻古」


 「透真!!?」


 そう言い捨てて、俺は麻古に無理矢理…キスした。


 誘惑しているのはダニエル氏じゃない!


 この俺だったーーーー


 フッた女にもう一度プロポーズするなんてバカげている。


 でも…胸に痞えていた何かがなくなった。


 けど…俺は…次の瞬間いつもの冷静さを取り戻していた。


 「酔っただけだ…すまない」と


 麻古の身体から手を離した。



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