私の王子様は新入社員!?2nd~元カレエリートの恋愛事情~
 本当に婿養子でナルが帝家に入ったら…こんな風に自由には会えないじゃん。


 二人の結婚は祝福してあげたいけど…


 どこか…フクザツな心境。


 「……だから…自由じゃあなくなるんだ…」


 「…色々とあるが…二人で…乗り越えて行こうと思っている…。だから…今の
内に色んなコトをしている…」


 「そうか…おめでとう~ナルに姫宮様」


 「まだ…正式じゃあないから…ぜってぇに誰にも言うなよ…澪生」


 ナルは俺を睨みつけ、念を押す。


 二人の仲を知っているのは帝家の人たちと珪社長とその親族、僅かな知り合いだけらしい…



 二人は5年間…交際し…愛を温めていたと言う。


 ナルは愛しげに懸命に上品にハンバーガーを食べようとする姫宮様を見つめていた。


 
 情熱的な熱いナルの眼差しが…姫宮様に対する深い想いを俺に語っていた。
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