私の王子様は新入社員!?2nd~元カレエリートの恋愛事情~
しかし…今朝の麻古のいつになくヒドイ顔だ。
いつもバッチリとキメているメイクは肌から浮いていた。
疲れた表情の麻古…
でも…仕事を疎かにした彼女を上司として叱責するしかない。
でも踵を返したとたん…麻古はそのまま…眩暈を起こしたか…しゃがみ込んだ。
「……麻古!!!?」
俺は大慌てで…椅子を立って…麻古の身体を支える。
「と、透……ゴ…」
意識を失いそうになりながらも俺に麻古は謝罪しようとしていた。
「救急車を呼べ!!!」
周囲の社員たちを怒鳴りつける。