私の王子様は新入社員!?2nd~元カレエリートの恋愛事情~
 「透真って東大卒のエリートとあって真面目だね~」


 「真面目だけが取り柄だ…仕方がない…図書館で勉強だ!!」


 「はああぁ~!!?」


 美古ちゃんにはかなりのブーイングだった。


 俺たちは図書館に車を走らせる。


 車を駐車場に停めて、鎌倉市立図書館に入った。

 館内は静寂に包まれている。


 俺たちは勉強に使用出来そうな本を探し回った。


 「……初デートで…図書館デートなんて初めて~超…つまんない~」


 「でも…君の進路がかかっているんだ…もう少し…自分の進みたい道を考
えないといけないだろ?」


 美古ちゃんは口を尖らせて…俺の話に耳を傾ける。


 

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