私の王子様は新入社員!?2nd~元カレエリートの恋愛事情~

 私たちは回転扉を潜って、中に入った。


 高い吹き抜けの天井に眩い光のシャンデリア。


 緋色の絨毯の敷き詰められたロビーを歩く。


 私たちは20階のスイートルームに宿泊するコトになった。


 部屋に入ったとたん…透真は私を抱き寄せる。

 「と、透真!!?」


 「……」


 透真は性急なキスを繰返した。


 「ん…あ……んんっ……」


 透真は何度も角度を変えて…強引に私の唇を貪り尽くす。

 私は透真が唇を離す度に…言葉にならない声を発して…必死に息を吸い込む。


 




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