私の王子様は新入社員!?2nd~元カレエリートの恋愛事情~
『これは失礼…ミス小田切』
ようやく…ダニエル氏は私の手を離してくれた。
ダニエル氏に握られた手は汗ばんでいたーー
『では…こちらへ…』
ダニエル氏がみずから私たちを会議室に案内。
「!?」
妙にチラチラと私を見つめるダニエル氏。
「…小田切…お前…目をつけられたようだな」
隣を歩く透真が私に呟く。
「やっぱり?」
「結構…プレイボーイで有名なんだ…彼は…ハリウッドセレブの何とかとも
噂になった…」
「そうなの??」