地味子と七人の王子達!?



楽屋に入ると葵は・・・
ーードサッ・・・

電池が切れたかのように倒れた。



・・・あらら・・・
相当我慢してたんだなぁ・・・・・・


「・・・葵」
私はそうゆうと、葵の口にアレをほうり込む。


すると葵はゆっくり目を開いた。


「・・・ま・・・き。さんきゅ・・・」

「いいよ。」


衰弱しきった葵にそう言うと、葵の口に少しずつアレをほうりこむ。
半分くらい食べさせると、回復してきた葵に、

「・・・あとはプリン、自分で食べて。」


そう、アレとはプリンの事。
葵はかなりのプリン好きで最低週に一個はプリンを食べないと衰弱する・・・みたい。
何故かは知らないけど。

「あぁ・・・」

葵はそう言うと、
もくもくと残りのプリンを食べていく。




・・・・・・ほんと、好きだね・・・プリン。



「さんきゅな。真希、助かった。」

食べ終わった葵は
普段見せないような柔らかい笑みをした。



その笑みに、
空以外の皆は息を呑む。



葵はめったに笑わない。
ありえないのだ。
こんな柔らかい笑みを浮かべる葵など誰が想像できよう。
加えて葵の笑みは、綺麗な誰もを虜にするくらい威力が強かったのだ。

皆が息を呑むのも当たり前だろう。




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