地味子と七人の王子達!?



それでも視線を感じるHRは終わりを向かえ、
一時間目も終わり、なんとなく予想していた嫌な時間がやって来た。



「望月さん!よかったら仲よくしましょう?」

「望月さんはなんの職業についたの?」


チャイムが鳴ると待ち構えていたようにクラスの人々が立ち、
私の隣の席の桜を囲む。



……やっぱりか…




桜はにこやかに対応している、そんな桜を私は隣で感心していた。
でも放課に毎回毎回くる人達をみると当たり前に飽きる。
私は欠伸をひとつし、寝ようとした。


「真希っ!」

私を呼ぶ声が聞こえた。
その声にクラス全員が反応し私を見た。


………うわー最悪。うん本当に最悪最低ほんとさすが空。KYKSKZー空気読めないカスでクズー。だけど反応しないのもあれなので、何、と聞いてみた。


「…飯。行くぞ」

不機嫌な私に葵が簡潔に言う。


…あ。そういえばお昼食べてない・・・と言うか今お昼なのか、今気づいた。



「ん、・・・桜。」

「うん。」


私は唖然とするクラスメイトを放って空と葵に着いていく。







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