地味子と七人の王子達!?



「真希ちゃん遅いよ〜っ」

愛斗は元々可愛い顔してるってのに頬をプクーッと膨らまし、殺人的に可愛くなっている。



「ごめんね、愛斗」

私が俯いて言うと、

「しょうがないな〜許してあげる〜っっ」

さっきとは打って変わった笑顔で抱き着いてきた。


「ありがと。・・・そうそう、今日の仕事ってなんなの?」

「今日は雑誌の取材と撮影だ!!」

「もっと派手な事してぇのにな・・・」

張り切って言う俊に、
不満をぼやく響。


・・・響はなんもわかってないな・・・


「・・・響、当たり前でしょ。それくらいわかんないの?」

私は呆れながら言うと、響は頭にきたのかてめぇ、と何か言おうとする。


「私達は新人ですからね、まずは出来るだけたくさんの人に私達の事を知って頂く為にも大切な仕事なんですよ」


そんな響に何も言わせず、私の思っていた事を的確に話していく。


「・・・さすが優大、ちゃんとわかってるね。」


「ありがとうございます。真希さんもよく心得てますね。」

「まぁマネージャーだからね。」



そうしてなんやかんやと他愛ない会話をしてスタジオに向かう。












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