地味子と七人の王子達!?
「よろしい、五人共。おはよう?」
私はにっこり微笑む
「「「「「お・・・おはよう」」」」」
ーーー・・・バシャッ
水が滴る髪の五人。
呆然として私を見上げる
「おはよう?」
「「「「「おはようございます・・・っ!」」」」」
「おはよう皆。今のは冗談なのよね?そうよね、当たり前よね。まさか新人のあなたたちが先輩にタメ口なんて使うわけないものね?そんな常識すらわからないバカではないわよね。」
笑みながら言うと五人の顔は青くなっていく。
「てっ・・・てめぇはただのマネージャーで先輩でもなんでもねぇだろ・・・?!」
ーーーバシャッ
「あっ・・・つ・・・!!」
「何か言った?響…?」
なんでもないわよね、とにっこり微笑むと響だけならぬ、他のみんなまでもがこくこくと頷く。
(((((冷水の次は熱湯…)))))
「大丈夫、火傷しない程度の熱さの熱湯だから、ついでに飲料水だから清潔ね。あ、練習はじめる前に床、片付けてくれる?あなたたちのおかげで床が水浸しなんだしやってくれるわよね?」
「もとはといっ…ムグッ」
「ひ…響っ。さっさと片付けよーぜっ」
俊やみんなは何か言いかけた響の口をふさいで片付け出す。
始めからそうやって素直に動けばいいのに。
飲料水の無駄遣いになったじゃない・・・
まぁ元はと言えば私がぶっかけたんだけど、あいつらの素行のせいだからこの際私は悪くないもの。
・・・後で飲料水代ぶんだくろうかしら・・・?
まぁそれは追い追い考えるわ。
コソコソ・・・
「なぁ・・・あいつ理不尽じゃねぇ・・・?あいつがかけといて俺達に金払わせるつもりか・・・?」
「バカヤロッ、響、これ以上火に油を注ぐんじゃねーよ!!」
「だってよぉ。俊~・・・」
♪~♪♪♪~♪
「だだ、だ!だってじゃねーよ!早く片付けるぞ!」
「えぇ、そうした方がよさそうですよ。響。」
ウィィィィーン!!
「優大まで…???ウギャァァァア!?俺のモミアゲがぁあぁぁあ!!」
ジョリジョリッ!
「だって、真希さんバリカンを手に迫ってきてますから」
「それを早く言えよぉぉぉお!!」
そのあと、響の悲痛な叫びが響いたのは
言うまでもないだろう