地味子と七人の王子達!?
まぁキレイになったかなっておもった私は
5人に声をかける。
「まぁいいでしょう。掃除は終了かしら。
レッスンに戻ってくわよ~?」
「「「「「・・・はい」」」」」
掃除が始まってから一時間。
やっと終わった掃除に安堵する野郎共
掃除下手すぎ、要領悪すぎ。
雑巾すらちゃんと絞れないとか意味不明
何処の箱入りだっつの。
あ、理由は女子がやってくれたらしい
・・・いや普通逆だろ。
おい、今時の女どもはひ弱な男子がお好みか?
いや、ひ弱ではないかちゃんと絞れって言ったら
力任せにやって雑巾を引きちぎってたしな。
「てか掃除にどんだけ時間かけてんのよ、
愚図なの?トロいったらありゃしないわ。
掃除すらできないわけ?最近の子供は。
それともなに?アイドルだし掃除はしなくても別に的な
幸せな思考回路でもお持ちなわけ?ほんと愚かしいわ」
(((((鬼・・・!)))))
まぁいい、掃除については今度また指導する。
・・・やる事がまた増えた…
私は深いため息をついてから皆と向き合う
「はーい。じゃー軽く歌ってみよーか?」
あー疲れたー
敬語とかもダルくなってきたし。
もういーやー。やめよっと
「な、なんかキャラ変わってないか?」
顔をひくつかせる爽やかくん、
爽やか台無しだよね。
「だってね俊くん。私疲れたし、
めんどくさくなってきたもんー」
あ
きーちゃったきーちゃった。
次はーっと♪
ガツンッ・・!
「うぎゃぁぁぁぁあっ!!!」
奇声と共に倒れる響に、青ざめる他四人
「「真希…さん?」」
ひくつかせる優大と俊
「「・・・」」
茫然とする愛斗と興味無さそうな愁夜
「んー?へへーんっスタンガーン♪」
だってね、このバカなんて言ったと思う?
お前なんもやってねぇじゃんっていったんだよ?
これは一発いっとかないと、ねえ?
「「いや、聞いてないです…」」
「そ?あ、みんなこの楽譜見といてねー」