ずっと心に君を
夢に見る世界
木々のトンネルをくぐると、
この薄汚れた世界とは
かけ離れた世界が広がる。
目の前には湖が
太陽の光を受け輝いている。
小鳥のさえずりが
とても心地よい。
ここにくれば
嫌なこと全てを忘れられる。
私は1本の木の幹に
腰掛け、
カメラを取り出した。
カシャッ!
あの日
最後に撮ったこの風景は
何も変わらず
同じように写った。
あの頃
いつも私たちは一緒だった。
この場所でたくさんの事を話し、
愛し合った。
すごく幸せな日々だった。
この時間だけは一生忘れないよ。
ねぇ、ケイ。
私は今もこの場所にいるよ。
あなたの迎えをずっと待ってる―