【完】続・幼なじみはPLAY BOY
「ぁあ〜!! 今日、そのこと説明しようと思ってたんだ!!」
「はぁ?!」
「その…植村のこと!」
「…?」
「前から、植村には付きまとわれてたんだよ。だけど、柚に見られたら絶対勘違いされると思って、今日、文化祭に誘って説明しとこうと思ったんだ!」
「??」
「植村はただの生徒。それ以上でも、それ以下でもない」
「…よく、わかんない」
「お前な…。つまり、植村とは、そういうヤマしい関係じゃない」
「…ほんと?」
「本当です。ってか、柚以外の女に惚れるとかないから、マジで」
「だ、だって…植村さん、可愛いし…」
若い、し…。
あたしなんてもうおばさんだ。
俯いてると、陽太は「はぁ…」とため息をついた。