【完】続・幼なじみはPLAY BOY



「でも、柚主婦でしょ? バイトしない?」

「したいけど…」

「俺がやらせるわけねーだろ」

「バイトぐらい許してやれよ陽太…」

「無理」

「…ね? まぁ、直の世話もあるし」

「ふぅん…。あたし達、普通に大地がオフの時はシてるけどね」

「「ぇ」」

あたしと陽太の声が、見事にハモッた。

だ、だって…ねぇ。

「美琴ちゃんはどうしてんだよ…」

「美琴は、たいてい他の子と遊んでるからな」

「直くんは、遊ばないの?」

「遊ぶけどー…陽太、仕事あるし。滅多にオフの日なんてないよ」

「…ごめんなさい」

謝んなくていいんだけど。



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