【完】続・幼なじみはPLAY BOY
そりゃ…陽太のルックスだったら、結構モテるんだろうなぁーとは思ってたよ。
生徒に人気あるのだって、この前文化祭行ってわかったし。
…人気あるのは、嬉しいんだけどさぁ…。
恋愛感情、までいくと…さすがのあたしだって妬く。
「だぶん…6回」
陽太は言いにくそうに言った。
「ふぅん…」
「ちゃんと断ってるから」
「ふぅん…」
「おい、柚」
「わかってるよ。でも、陽太は女の子に弱いもんね」
昔から、寄って来た女の子とは楽しそーに話す。
でも、あたしの前ではそういう女の子達には見せない表情を見せるんだ。
だから──嫌いになんてなれない。