【完】続・幼なじみはPLAY BOY
植村が抱えている問題。
それは、思った以上のものだった。
自分だけ…違う世界にいるキモチなんだろう。
それが…どれだけ寂しいことか。
俺には、わからない…。
「そうだなぁ…まずは、周りを見る事」
「まわり…?」
「そっ。きっと、植村が思ってる以上に、植村は周りから想われてる」
「そ…かな?」
「そうだよっ! それから…ちゃんと、自分に素直になること! 以上!」
「…ははっ! なんか、本当の先生みたい!」
「みたいじゃなくて、先生なんだけど?」
「自分が教師を目指した理由、奥さんに言ってないのに?」
「お前なぁ…」
植村はクスクスと笑う。
完璧からかわれてる…。