【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
私は玲王を揺らして起こした。
「んだよ......」
起こされたことに少し怒っていた。
「これ、カンニングした?」
信じられないから、少し悪いけど言った。
「...お前バカじゃねぇの。 んなことするかよ...」
面倒臭いのか玲王は私を無視して、また眠ってしまった。
やっぱりカンニングはしていないのか...。
玲王って、普段授業聞かないし、勉強してないから点数悪いだけで、
勉強すれば、結構良い点とるんだね...。
私よりも点数が良かったことに、悔しかった。
あとで真央に教えて貰ったんだけど、
学年一位は、まさかの玲王だった。
クラスの女の子は、イケメンでしかも頭が良いという玲王に、また熱い視線を送っていた。