【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
凌の隣がイヤになり、席から立つと男の子とぶつかってしまった。
「きゃっ...」
バサバサと音を立てて落ちるノート。
「あ、ごめんなさい...すみません...」
屈んで慌てて謝る彼。
二度も謝れちゃった...。
私も急いで彼のノート拾いを手伝う。
全て拾い終え、立ち上がる。
でも、一向に私を見ようとしない。
「...ありがとうございました...」
ボソボソと俯いたまま話す。
どうしてこっちを見てくれないのかな...。
そのまま彼は、教室から出て行ってしまった。
「あーあ、怒らせたんじゃね?」
頭上から言われる。