【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
「ただいまぁ......」
「お帰りぃ......、何でそんなに暗いの?」
重ーい足取りで家に着くと、杏花が丁度リビングに入るところだったらしく会った。
俺のテンションの低さに、声を掛けてくれた。
今まで、反抗期で話す時なんて無かったもんな...。
このモヤモヤを、杏花に話すことにした。
「...お兄ちゃんって、ホント鈍いよね」
話しを聞き終えると、呆れたような顔で言った。
鈍い?
今の話しで、どんな関係があるんだよ?!
「俺、運動神経は結構イイぞ?」
自慢げに言うと、杏花は馬鹿でも見るような目で見てきた。