【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
「あ!!」
「どうしたの? 突然、大声出して...」
急に大声を出した俺に、楓は驚いていた。
「琉生、迎えに行かなきゃ!!」
「琉生? 凌の弟くん??」
「あぁ。 幼稚園に通ってて、そろそろ迎えに行かないと...」
また帽子を被って、メガネを掛ける。
「行ってくる」と言おうとしたときに。
「私も行こうかな」
楓が笑顔で言った。
キョトンと彼女を見つめる。
「凌、料理とか出来なさそうだから、お夕飯まで作ろうと思ったんだけど...、迷惑かな?」
楓が首を傾げて聞いた。
楓の手料理...、食べたい!!
「全然、迷惑なんかじゃ無いよ! 一緒に迎えに行こ!」