【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
「由樹たちさぁ、そんなことする前に、何でそいつが居るか考えろよ」
この声は...、イクだぁ!
瞳はパッチリして、睫が長い...、本当にお人形さんみたい。
ハルと双子だけど、ちょっと小悪魔な雰囲気が漂う。
じっと、イクを見つめていた。
「なにガン見してんの? 気持ち悪い」
え?
イクが気持ち悪いって......。
SHOOTの姫と呼ばれているイクが......。
「有り得ない...」
思わず声に出してしまった。
「コラ、郁斗! 社長に言われてるだろ?
女の子を傷つける言葉はダメだって」
同じ顔をした、ハルがイクに怒る。
するとイクは、「チッ」と舌打ちした。