【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
テーブルの上に並べられた皿には、生姜焼きやキュウリのサラダがあった。
玲王たちの分もあった。
まだ、楓は何か作っていた。
「何作っているんだ?」
「ミルク粥だよ♪ カゼ引いたときは、お父さんが必ず作ってくれたの」
とても美味しそうに盛られたお粥。
俺も食べたくなった。正直。
すると、階段を下りる音がしてリビングのドアが開く。
「騒がしくない...?」
杏花が居た。
「具合はどう?」
一番近くに居た郁斗が聞く。
「い、く...?!!!」
赤かった顔がもっと赤くなった。
「なんでいるのぉ??」