【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
「美味しかった~!!」
腹いっぱいになるほど食った。
楓の料理は母さんよりも美味しかったと思う。
ま、母さんがそんなに料理得意な訳では無いからな。
「楓さん、お粥美味しかったです!」
「それは良かった」
杏花に言われて、楓は満面の笑みで食器を洗っている。
そんな様子を見ていると。
「なにニヤけてんの? 面白いものでもある?」
郁斗が俺の視線の先を見る。
やべ、ニヤけてたのか。
慌てて、何か話題が無いか探す。
「あ、そうだ! 人生ゲームとかしねぇ?」
「人生ゲーム?」
「あ、もしかして知らない?」
「いや、知ってるし」