【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
自分の部屋に入り、ガサガサと人生ゲームを探す。
案外すぐ見つかった。
小学生の頃に誕生日プレゼントで親に貰った。
そのときは、ハマりすぎて一人で遊んでたっけ。
俺がこれを持って来ると、陽斗が真っ先に目を付けた。
「人生ゲームだ! 俺、これしたい!!」
「楽しそうだね♪」
楓もすることになった。
あ...、杏花...。
杏花に近づく。
「杏花、熱計りな?」
体温計を渡す。
ピピッと音が鳴り、確認する。
「38.2か...まだ結構あるな......」
「でも、人生ゲーム...」
「人生ゲームは、また今度みんなでやろ。今は、杏花のカゼ治すことが優先!」