【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
「...分かった...」
杏花はしぶしぶリビングから出る。
すると。
「杏花ちゃん一人だと心配だから、僕がついて行くね♪」
「な、なに言ってんの??! 由樹さん?!」
「ほらほら、カゼ治す為に早く寝ないと♪」
由樹がニコッと笑い、杏花の背中を押す。
杏花の顔がすっげー赤かったのは、熱が高すぎるから?
由樹にカゼ移ったらどうしよう......。
そんなことを考えていると、持っていた人生ゲームを奪われた。
驚いて振り向く。
「暇だから、早くしよーぜ?」
空気を読んでいない陽斗が、今か今かと待ちわびていた。
仕方無いなぁ...。
「じゃ、始めるか!」