【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
「ケンカはダメッ!!」
バンッと扉を開ける。
ピューッ......
......何か、かかった?
顔にかかった何かを触る。
「水?」
濡れた手先。
飛んできた方向を見ると、陽斗が何か持っていた。
「陽斗、それ何?」
分かっていたけど、わざと聞く。
「水...鉄砲...です......」
"╬"マークが見えたのか、陽斗はビクビクしながら答えた。
だって、折角整えた髪に水かかって、普通は怒るよね?
「全く、ここで水鉄砲は禁止っ!!」
ビシッと陽斗に注意した。
そして、素直にバッグの中に水鉄砲を片付けた。