【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
「よし」
辺りを見渡すと、陽斗、郁斗、凌はもう来ていた。
後は、玲王や葵に由樹かぁ......。
由樹が遅いなんて珍しいな?
「楓、荷物多くね? デカいし」
凌が私の荷物を見て、かなり驚いていた。
「そうかな?」
みんなの荷物を見ると、それ程多くないかな?
「そう言えば陽斗と郁斗、昨日早く帰ってたけど、大丈夫だったの?」
「あー...俺の母さん、旅行とかそういうの厳しくてさ...。だから、説得するのに時間掛かる訳」
郁斗が溜息するように話した。
陽斗たちのお母さんって、そんなに厳しいんだ......。
「ま、それだけ心配してくれてるんだって思ってるんだけどね」
そう考えるなんて、良いことだと思うなぁ♪
因みに、説得には1時間半ぐらい掛かったんだって。