【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
俯いていた顔を上げて、みんなの顔を見る。
...みんな赤くない?
「ま、馬子にも衣装ってこういうことだよなッ...」
「まぁまぁなんじゃね?」
顔を赤くさせてぎこちない動きで、海へと向かう凌と陽斗。
馬子にも衣装??
凄くショックなんですけど......。
「似合ってるよ、楓ちゃん♪」
優しい笑顔で言う由樹。
「ありがとーっ、お世辞でも嬉しいよぉ!」
「いや、お世辞じゃないんだけどね......」
ん? 声小さくて聞こえなかったんだけどなぁ?
何て言ったのか聞こうとすると。
「ほら......」
パサッと頭から掛けられた。
「パーカー?」
それは、さっきまで玲王が着ていた白のパーカー。
なんで??