【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
「あんまりはしゃぐと壊れるぞ?」
そう言うと、ピタッと止まる。
ウケる。
壊れるわけねーのに。
部屋にあったテレビを付ける。
不意に時計を見る。
21時か......先に風呂入らせるか。
「先に風呂入れば?」
ベッドの上で寝転んで雑誌を読んでいた楓に聞く。
「えっ、良いの??
じゃぁっ、入ってくるね♪」
キャリーケースの中から、色々取り出しバスルームへ行く。
それを見計らって。
「はぁぁぁぁぁ」
重い溜息を漏らす。
マジムリ......。
もう眼中には無いって分かってる。
葵という彼氏がいるのも分かってる。
でも、ドキドキするくらい好きなんだよ。