【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
下がろうにも下は床。
考えずに起き上がれば良かった......!
動けば触れてしまいそうなほど近い。
少し濡れた唇がやけにエロい。
すると、ゆっくり開いた楓の口。
「れお......あのね......」
「ん?」
条件反射に応える。
じっと俺を捕らえる楓の瞳。
速くなる鼓動。
熱くなる体。
「私、れおが.........
......ぐぅ」
ぐぅと同時に力が抜け、床に倒れる。
間一髪のところで腕で支えて、衝撃は少なくさせたけど......。
ぐぅ?
そろーっと楓の顔を見る。
スヤスヤと幸せそうに眠っている。
寝落ちかコラ。
ムカついたからほっぺを抓る。
「ん...」と唸る楓。
"れおが..."なんだよおいィィ!!