【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
笑い終えた玲王は、私の方を見た。
玲王の瞳に捕らえられた私は、ドキドキしてきてこの場から消えたくなった。
「お前さぁ、マネージャーになりたいんだってな」
ドキドキしながら、頷く。
「それ、認めてやるよ」
認めるという言葉に反応して、顔を上げる。
えっ、認めてくれるんだ...っ!
心の中が、暖かくなって嬉しい気持ちがあふれてきた。
でも、玲王は私の前に人差し指を出し
「ただし、一つ条件がある」
ごく、とつばをのみ、覚悟する。
「SHOOTのメンバーを、絶対に好きになるな」