【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
楓たちがビーチバレーをしているのを眺めていると。
「行っても良いよ?」
由樹が口を開いた。
アホらしくて顔を見ずに言った。
「ばーか。そんなの気にすんなって」
笑いながら言った。
「凌、焦ってたよね」
そんなところまで見られているとは思わなかったから、由樹の方を向く。
「見てたんだ?」
「当然。いつもの凌じゃなかったから」
まじか......。
俺が由樹のことを見ているように、由樹も俺のこと見ていてくれたんだ......。
なんか、そういうのって嬉しいよな。
信頼関係っていうのか?
もちろん、俺は由樹のこと信頼してる。
SHOOTのメンバーも同じくらいに。
だからこそ、変化に気づけるし、注意も出来る。