【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
強く抱きしめられて、玲王ほどじゃ無いけど抱きしめ返す。
すると、小さな声で笑った気がした。
「返事は?」
嬉しくて溢れた涙のせいで、上手く声が出なかった。
だから、頷くことしか出来なかった。
そして、玲王は私の唇に甘く優しいキスを落とした。
玲王の温もりと、優しい玲王の香りに包まれた。
凄く居心地が良かった。
「玲王は覚えてる? 私がメンバーの誰かを好きになったら、マネージャー辞めさせるって言ったの」
「あー...、そんなこと言ったっけ?」
「覚えてないの??!」
ずるい...。
それを守る為に、なるべくときめかない、見つめないって自分に言い聞かせてたのにぃ!!
玲王はそんなの忘れてたなんて。
「その約束誰も知らないから、お前狙ってる奴たくさん居たんだよ...」
ブツブツと言い始めた玲王。
何言ってるんだろう?