【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~




「あ。もうこんな時間か......」



ポケットから携帯を出して、時間を確かめていた。



「そろそろ出るか」



立ち上がった玲王。


でも......。



「行きたくない......」



もう少し、ここに居たいよ......。


そう言うと、玲王が近づいて来た。



いきなりで、警戒も何もしなかった。



「何? 誘ってんの?」



ニヤッと笑った玲王。



ボンッと音が鳴るくらいの勢いで赤くなったはずの顔。



「そんなわけ無いでしょ!!」



恥ずかしいのと照れて赤くなった顔で、バシバシと玲王を叩く。



「ほら、帰るぞ」



差し出された手。



握ろうとするが。



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