【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
「楓、そろそろ学校に行かないと間に合わないぞ?」
お父さんに言われて、時計を見る。
45分、そろそろ行くか!
鞄を手に取り、家を出る。
季節は5月。
天気も良いし、空気も最高ッ。
学校に着き、
深呼吸をしていると、後ろから肩を叩かれた。
振り返ると、そこには息を切らした女の子が居た。
「どうしたの? 胡桃」
ハァハァと肩を揺らして呼吸をするのは、田中胡桃。
同じクラスで、斜めの席。
同じSHOOTのファンとして、いつも盛り上がっていた。
そんな彼女が、眉を寄せて話し出した。
「あの、張り紙...どういう事ッ?!」