【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
今日はバラエティ番組の収録で、スタジオに移動した。
番組内容に、芸能人大運動会があり、
"様々な障害物を避けて、橋を渡る"というコーナーがあるんだけど、落ちたら下にはプール......。
といことで、SHOOTのメンバーはジャージに着替えてます。
マネージャーである私は、入り口近くで待機してます。
はっきり言って、超憂鬱です......。
ここには、男性芸能人も居れば、女性の方もいる......。
まだ高校生の私は、観客だと思われてジロジロ見られてるし......。
ほら、今だってプロデューサーの方がこっち見てる...。
「あんたさぁ、お客なんでしょ?
一般人がここに来ちゃダメなんだけど」
ちょいギャル系の女の人が眉をつり上げて、私に言う。
私、こういう人苦手なのに~。
目の前で、かなり睨まれててタジタジになっていると......。
「すいません。俺等のマネージャーに用ですか?」
ふっと視界が暗くなり、顔を上げると黒の髪......。
「し、シノグくんッ??!
...ということは、この子SHOOTのマネージャーなの?!」
以外ですいませんね。
女の人は、そそくさとこの場を離れた。