【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~



スタジオにいたときも目は瞑っていたのに、ここで見る玲王は気持ち良さそうに見えた。




そんな玲王に、なんとも言えない愛おしさを感じる。


でも。



「私なんかを助けるからじゃん...。庇わなかったら良かったのに、このバカレオ」



助けてくれたのは嬉しいよ。


でも、そのせいでケガしちゃったんだもん......。


バカでしょ......。



「誰が、バカだって?」



確実に聞こえた玲王の声。


え??!


玲王......起きてる?


いや、目は閉じたままだし......。



「玲王...さーん......?」



「初めから起きてたんだよ。ばーか」



ムスッとして、私を見る玲王。


あれ、聞いてたんだ?



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