【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
「何一人で頷いてんだよ」
可笑しいんじゃねぇ?と言うような目で見る玲王。
初耳だから、仕方無いじゃん!
心の中で言い返す。
「で。凛が俺の何なんだよ」
核心のところを突かれる。
う......。
"付き合ってると勘違いしてました。"なんて、口が裂けても言えない......。
こういうのを穴があったら、入りたいって言うんだろうな...。
玲王に見つめられて、ドキドキする心臓。
ヤバい...保たないよ......。
ガラガラと音がたったのは、凛さんがこの部屋から出て行く音だった。
それでも、私を見つめ続ける玲王。
絶対に言いたくなかったから。
「玲王......」
「ん?」
「......あのね、やっぱり私は玲王が好きだよ」
「知ってる」
「凄く惚れ......ん......」